2025年の『土用丑の日』は何と！❝一の丑・二の丑❞と「１季節に２回ある年」です。毎年７月の盛夏にやってくる土用丑の日は、鰻専門店から漂ってくる、香ばしく焼かれた「鰻の蒲焼き」の良い香りに、なんとも食欲をそそられますよね。そこで今回は、夏のスタミナ食と言われている『鰻』の話題です。そして自宅でも『鰻』を手軽に美味しく楽しめる、人気通販サイトとおすすめ商品もあわせてご紹介していきます😊🫱♪
2025年盛夏！土用の丑の日はいつ？
土用丑の日は「土用の丑・土用丑」とも呼ばれ、土用の期間中の❝丑の日❞のことです。「土用」とは、五行思想というものに基づいた雑節で、季節の変わり目とされる「立春・立夏・立秋・立冬」の直前の約18日間とされています。夏以外の季節にも「土用丑の日」はありますが、「夏の土用丑の日」のことを指して言うのが一般的です。１季節で２回廻ってくる2025年7月のような場合は、最初の７月19日を「一の丑」、２回目の7月31日を「二の丑」と呼びます。
『土用丑の日』の謂れ
土用丑の日の謂れは諸説ありますが、『丑の日に「う」の字が付く物を食べると夏負けしない』と言われています。土用丑の日に食べる鰻（うなぎ）は「土用鰻」とも呼ばれ、文政５年当時の話題を集めた書物には、古くは安永・天明の頃からの風習と記されています。現代に至っても日本では、夏の土用期間中の丑の日に夏の暑さに負けないよう、滋養のある❝鰻❞を食べる習慣があります。【参考：ウィキペディア】
「鰻」は豊富な栄養素が含まれるスタミナ食材！
鰻は色々な食べ方があり、スタミナ食材といわれるほど栄養素が豊富に含まれています。特にビタミンＡが多く含まれ、鰻100ℊ当りで成人１日当りに必要なビタミンAが摂取できると言われています。ビタミンＡの他にも、豊富な栄養素が含まれているので、ちょっと調べてみました。良ければ参考にしてみて下さい。
| 鰻の豊富な栄養素 | 期待できる効能 |
| ビタミンＡ | 皮膚や粘膜の健康維持・免疫力向上 |
| ビタミンＢ群 | 疲労回復・エネルギー代謝促進・神経機能の維持 |
| ビタミンＤ | カルシウムの吸収を促進し、骨や歯を丈夫にする |
| ビタミンＥ | 抗酸化作用により、老化防止や生活習慣病を予防 |
| DHA・EPA | 脳の活性化・血液サラサラ効果・生活習慣病予防 |
| コラーゲン | 美肌効果・関節の健康維持 |
| カルシウム | 骨や歯を丈夫にする・イライラなどの鎮静効果 |
| 鉄 分 | 貧血予防・集中力アップ |
| 亜 鉛 | 免疫力向上・味覚を正常に保つ |
鰻の豊富な栄養素を効果的に摂るには？
☝️栄養価の高い「旬の時期」に食べる
☝️副菜などの他の食材と一緒にバランスよく食べる
☝️温めて食べる方が消化吸収しやすい
☝️鰻は栄養価も高いがカロリーと脂質も高いので食べ過ぎに注意する
鰻の有名産地
| 鰻の有名産地 | 鰻の育つ環境 | 鰻の特徴 |
| 鹿児島県 | 温暖な気候・豊富な地下水 | 身が分厚く脂がよくのっている |
| 宮崎県 | 温暖な気候・豊富な水資源で養殖 | 身が締まっていて程よく脂がのっている |
| 愛知県 | 三河一色産・養殖 | 脂がのっているが後味がさっぱりしている |
| 静岡県 | 浜名湖周辺での養殖 | 調理後の香ばしさと弾力のバランスが良い |
「鰻の蒲焼き」の面白い名前の由来
「鰻の蒲焼き」という名前の由来は、江戸時代以前に遡ります。江戸時代以前からの「鰻の蒲焼き」は、鰻をぶつ切りにしたものを串に差して焼いて、味噌や塩をかけて食べていたと言われています。その「ぶつ切りの鰻を縦に串に差した形」が、ガマの穂によく似ていたので次第に「ガマ焼き」と呼ばれるようになり、だんだん訛って「蒲焼き」と呼ばれるように至ったとされています。【参考：ウィキペディア】
「鰻の蒲焼き」関東風と関西風の違い
| 地域 | 鰻の開き方 | 焼き方 | 味わいの特徴 |
| 関東風 | 背開き | 素焼きにして白焼きを作り、蒸して余分な脂を落とした後、 タレを付けて蒲焼きにする | ふっくらと柔らかい食感 さっぱりとした味わい |
| 関西風 | 腹開き | 素焼きや蒸しを行わず直火でパリッと焼き上げる | パリッとした食感 香ばしい味わい |
鰻の蒲焼き「たれ」の特徴
蒲焼きの「たれ」は、醤油・みりん・酒・砂糖などの材料で甘辛く仕上げられているのが特徴です。店によっては、鰻の頭の部分「半助」や骨などを焼いて出汁に使用したり、濃厚さと風味を良くするために、つぎ足しながら使う店が多く、甘味や濃さに店の個性が出るのも特徴の一つです。
食べ方色々♪「鰻」は丸ごと食べられる！
甘辛いタレをつけて焼き上げられる「蒲焼き」は、おかずとして食べたり、どんぶり飯の上に乗せて鰻飯丼として食べたり、お酒のお供としても楽しめる、定番人気の食べ方。お好みで山椒をかけても美味しいですよね。
タレを付けずに直火焼きした「白焼き」は、焼くことにより脂が落ちて、風味が閉じ込められているので、鰻本来の味を楽しみたい人や、あっさりと鰻を楽しみたい人におすすめの食べ方。ワサビ醤油・ポン酢・塩などを付けて食べると美味しいですよね。
重箱にご飯と鰻の蒲焼きが重ねられた「うな重」は、鰻専門店で定番人気ですよね。「並・上・特上」や「松・竹・梅」など、鰻の量によってランク付けがしてあるのが特徴。専門店では肝吸いや小鉢などをセットにして提供されています。
鰻の蒲焼きを贅沢に堪能できる「ひつまぶし」。刻んだ蒲焼きがご飯の上に敷き詰められていて、〔①そのまま食べる②薬味をのせて食べる③出汁をかけて、お茶漬けにして食べる④残りを好みの食べ方で食べる〕など、色々な食べ方が楽しめます。専門店では出汁と、薬味にネギ・海苔・ワサビなどがセットで提供されています。
「肝焼き」は、肝のコリコリ食感と、甘辛いタレを付けて焼いた香ばしい風味が美味しいですよね。お酒のお供にモッテコイの一品。
うな重や鰻飯丼とセットで提供されることが多い「肝吸い」。鰻の肝が入った吸い物に、木の芽や三つ葉・麩や柚子などの風味が添えられていて、上品な味わいが堪能できます。
蒲焼きをサッパリと食べられる「うざく」は、蒲焼きと胡瓜の酢の物を和えた一品です。甘辛い鰻のふんわり食感と香ばしさ、パリパリとした胡瓜の酢の物の相性がバッチリで美味しいですよね。
「鰻の骨せんべい」は、鰻の骨を食べやすい大きさにカットして油で揚げものです。素揚げにしたものや、味付けをしたものがあります。カリカリ食感が楽しめてビールのおつまみ、カルシウムやビタミンが豊富なおやつとしても人気です。柳川では「うなぎボーン」とも呼ばれています。
関西の方では鰻の頭のことを「半助」と呼び、鍋料理やおつまみとして昔から食べる習慣があるようです。半助を使った料理には、半助のかぶと焼き・半助豆腐・半助の鍋焼きうどんなどがあります。今では食べる人も減ってきているようですが、半助は身の方に比べて値段が安く、脂がのっていてコラーゲンなどもあり、まろやかで美味しい出汁が楽しめると言われています。
鰻を購入するときの目安と注意ポイント！
鰻の専門店の場合、国産の鰻にこだわっていたり、特定の養殖場から品質の良い鰻だけを厳選して仕入れているのが特徴です。そして「串打ち三年割き八年焼き一生」と言われるように、熟練職人の専門的な知識と技術で、専門店ならではの鰻料理が提供されています。近年では、ECサイトでも鰻の蒲焼きを販売している専門店もあり、自宅でも美味しい鰻を味わえるようになりました。一方、スーパーなどでは国産の鰻に加えて、サイズが大きくても安価な外国産の鰻も販売されています。
鰻の価格帯の特徴【専門店・スーパー・通販】
鰻の価格帯は、国産か外国産かにもよりますが、鰻の加工方法（蒲焼・白焼き・ひつまぶしなど）によっても異なるのが特徴の一つです。また、同等ランクの鰻でも、サイズが大きくなるほど値段が高くなる傾向があります。さらに購入する際、有名な鰻専門店や天然物の鰻にこだわった場合は、一般的な価格帯の鰻よりも高価になる傾向にあるようです。
✅一般的な値段の目安は2,000円～4,000円くらい。
✅老舗や人気店の場合は、3,000円～4,000円くらいが目安。
✅高級店の場合は、4,000円以上の場合がある。
✅うな重の鰻の量（並・上・特上や松・竹・梅など）によって値段が異なる。
✅国産うなぎの場合、100gあたりの一般的な値段相場は2,000円前後
✅通販サイトで販売されている鰻は、1尾あたり2,000円から3,000円程度
蒲焼きを購入する時の目安サイズ
鰻の蒲焼きを購入する際、1人前の目安サイズと言われる「80g～100g」を参考にして、好みの加工方法と食べる量を加味して考えると選びやすいです。ちなみに関東の方では、１人前１尾が好まれるようです。鰻専門店では店によって多少の差があるものの、大きさがほど良く小骨などが気にならない、１尾100g～120g程度のサイズが選ばれているようです。
| １人前 | 1.5人前～2人前 | 2人前以上の特大 |
| 約80g～約100g | 約140g～約180g | 約200g～ |
スーパーで鰻を選ぶ時の注意ポイント！
✅好みに合う鰻を選ぶ。（価格・産地・グラム数など）
✅国産か外国産か、サイズや加工方法によって値段が違う。
✅あまりに安価な鰻は産地を確認する。（外国産の可能性が高い）
人気通販サイト『楽天市場』
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今年の夏は『鰻』を２回食べよう♪【MATOME】
今回は、夏のスタミナ食と言われている『鰻』の話題と、自宅でも鰻を手軽に美味しく楽しめる『人気通販サイトとおすすめ商品』をあわせてご紹介しました。2025年７月は、土用の丑の日が２回もあります。栄養豊富な美味しい鰻で、暑さで疲れた身体に滋養をつけて、この夏の猛暑を乗り切りましょう！
